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FFVIXと勉強ブログ

恋愛依存症

本「恋愛依存症」の個人記録です。

 

すごく読みやすかったし、おもしろかったです。

 

しんどい恋から気づきになれば幸いです。 

 

 

何故この本を読もうと思ったか

●恋愛の心理を知りたい

●なぜ悪い恋愛にはまるのか

 

この本から何を学びたいか

●恋愛心理を知り理解したい

 

読んだ後どうありたいか

●状況を判断できるようになりたい

●相談されれば的確な助言ができるようになりたい

 

 

 読みたい章の順番163245

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恋愛依存症

恋愛依存症

 

 

 

一章 愛という名のドラッグ

 

恋愛段階 三種

  • 「ハネムーン期」‥好きで仕方ない 盲目 すべてよく見える
  • 「惰性で付き合うダラダラ期」‥好きかわからない、とりあえず一緒に居る
  • 「安らぎ期」‥ドキドキを超えて安定している やっぱりこの人がいい

安らぎ期がベスト

 

 

コンフリクト(心の葛藤のこと)

  • 「接近コンフリフト」二つの好ましいを選ぶ フレンチVSイタリアン
  • 「回避コンフリフト」二つが望ましくないを選ぶ 眠いのに掃除VS洗濯しろ
  • 「接近回避コンフリト」一つの対象が好ましい、好ましくないがある 怖いもの見たさ

悪い恋愛にはまる人は接近回避コンフリフトにはまる 

少しでも愛情が残っていれば抜け出せない

 

 

認知システムの歪み

恋愛依存症は、妄想的、非現実的であり認知システムの歪みがある

周りから止められるほど魅力が増す

自分しかこの人は理解できない、周りに悪く言われまいと恋人の話をしなくなる

(ACT治療法おすすめ)

 

使いこなすACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)

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  • 作者:ラス・ハリス
  • 発売日: 2017/09/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

依存

  • 物質依存症(アルコール、ドラッグ、食物)
  • 行為過程依存症(ギャンブル、買い物)
  • 関係依存症(人間関係に依存)

もし「それ」がなくなった場合、あなたがどれぐらい身体、精神的に耐えられるか

依存はだれにでもあるがその過程がどれぐらいかというもの

 

 

欲求の階層

「生理的欲求」「安全欲求」身の上の安全保障

「所属、愛情欲求」受け入れてくれる場所

「承認、自尊心への欲求」高く評価されたい

「自己現実欲求」自分自身を向上させ理想の姿に

 

 

P55

恋愛依存チェックリストあり

 

 

 

 

 

 

 

 

章 共依存

 

 暴力、アルコール依存、ヒモ男 にひっかかる恋愛

「愛しているから、かわいそうだから、怖いから、私さえ我慢すれば」

そう思うあなたも依存してはいないだろうか?

「依存とは必要としていること」

 

  • 必要とされることを必要とする
  • 救済者になりたい
  • 相手を放っておけない
  • 常に自分を後回しする
  • 現実を見つめることができない

 

他人に必要とされれているのがわかれば、大きな充実感、安心感が得られる。

存在価値が証明されたかのように感じる。

自分の存在はあくまでも他人次第となっている。

 

共依存者は他人との適切な境界線を引くことが不得意。

他人の中に取り込まれる。

相手の問題を自分の問題ととらえる。

 

 

毒親

子供に罪悪感、自己否定、無価値、絶望感を植え付ける

虐待、精神的虐待、言葉による恥や罪かぶせ

 

●かわいそうな母を助けたい

夫の愚痴を聞かされた子は受け流すことができず自分が助けなくてはとなる

自分は後回しになり親を最優先する

逃げ道がない

恋人は母親としての役をやらされる

それに気づかない限り永遠に闘いは続く

 

アダルトチルドレン

「マスコット」恋人の前では明るく、本当の辛さを隠す、問題から目をそらす

「世話役」ひどい相手をえらぶ 必要以上に世話焼き

「問題児」わざと問題を起こす

「パパの王女様」自分を押し殺し、相手の好みや欲求に合わせる

 

●愛されるわけがない私

 

不信感を持つ人は自分を含めこの世のすべての人が信用できない。

 

信頼感がないと自分自身を愛せない。

ありのままの自分を受け容れない。

 

「私なんか価値のない人間だ、

愛されるわけがない、

特別なことをしなければ愛されない」

 

信用するとひどい目に合うから、自分の手の中におさめておかねば不安。

 

口ではつらいといって

深層心理では自分の信念の正しさが証明されて安心する。

 

 

 

脱出するための3つのキーワード

 

①安定

「性格は変えれる」人は変化を恐れる生き物。

自分自身で辛い恋を選びがち、それが一番安心するから。

これを認めるのが難しいが、認めることからすべてが始まる。

変わろう。変われる。

 

 ②再挑戦

アル中の父「お前たちには苦労かけた。本当にすまない」この言葉が欲しいのだ。

「親が根源なのだ」と恨む。より親に取り込まれる。

子供のころに受けた反復。過去をやり直したい「再挑戦」をやめる。

 

③アッパーリミット

「貴方は幸せになっていい」

自分が幸せになっていいと何度も言おう。自分をゆるそう。

 

 

 

第三章 回避依存

 

独裁者 

支配することにより快感を得る 身体、精神暴力。

「お前はうまくいかない、無理だ」 また言葉に出さず沈黙で圧力をかける

虐待側「全部自分が悪い、自分は支配されて当然」自己否定

 

搾取者

「お金を貸してくれないなら俺はもう首を吊るしかない」

心理的弱点をつく。直接相手を脅さない。罪悪感をかける。終わりのない要求。

相手側 聞かねばならず自主的な行動をとってしまう。

 

ナルシスト

自己愛の世界にとどまり特別な人間と思いこむ。

常に自分のことばかり。物事はいつも自分視点。自己中。

恋人から過剰な称賛をうけたい。気持ちがわからず傷つける。

 

脱走者

「自由」「束縛」「一人になりたい」よく口にする。過剰な自己防衛。

「のみ込まれるような恐怖感」

恋人側 愛すれば愛するほどどんどん離れていく

 

 

原因

適度な壁が作れない 共依存ゆるすぎる壁、回避固すぎる壁

怖い父親と同一視 嫌いな父を克服するために無意識に同じような行動をとる

          守ってくれなかった母親への怒り

過保護、身代わり、虐待 父の愚痴ばかりをこぼし逃げ場をなくさせた母親への恨み

 

育った環境において心休まる愛情を経験していないものほど回避依存になる

 

 

 

 

 

 「共依存×回避依存はダンスを踊る」

 P93 

共依存(親子関係で仕上がる精神)は回避依存に強く惹かれる

一目ぼれ SとNのように

 

②熱に侵された状態

ついにすべてを満たしてくれる人が現れた!

相手は理想化され自分のフィルター越しでしか見れない。

回避依存は、共依存が何を求めているか本能的、経験的に知っている。

 

③救われたと感じる

孤独、虚無、焦燥、自己否定、愛されることの渇望

全てを満たしてもらえた。自分は価値がある。愛される存在。

 

④より多くを要求するが、満たされない部分もでてくる

共依存 相手はすべて満たしてくれるだろうという大きな期待

回避依存 大きな要求に演技できなくなり逃げたくなる

 

⑤自分をごまかすのが難しくなる

共依存 天国に持ち上げられ地獄へまっさかさま

回避依存 術中 手のうち

二人の関係はどんどん有害なものへ

 

⑥ひきこもり

共依存 「負け」を認める 彼の存在の中心ではなくなった

孤独、焦燥、虚無、自己嫌悪、自己否定+裏切り、絶望感

仲介役がいなければうつ病への発展も

 

⑦恋人を取り戻すための妄想的な考え

共依存 自殺未遂をすれば改心してくれる 内的な世界観

 

⑧妄想が実行

ストーカーなど

 

⑨パートナーが戻ってくる、もしくは新しいパートナーとまた1からサイクル

気づかない限りまた似たような相手を選ぶ 

 

p172

 深層心理

回避依存 親密にになること恐れ(表)捨てられることを極度に恐れる(深層)

共依存 捨てられることを恐れ(表)親密になることを恐れる(深層)

 

 間欠強化

たまにヒットする快感 興奮

ごくたまに見せる優しさが報酬になる

 

代理満足

怒りをストレートに発散する暴力する彼、一度でいいからああなってみたい

こういうタイプに惹かれる

 

P183

決断するための5つのポイント

①いつものパターンそれでいいのか?自分に問いかける

②どうして惹きつけられる?あなたは自ら選び取る力がある

③まず変わるべきは「相手」?「自分」?何よりも相手のせいにしがちな人間

④自分をいじめたいのか?幸せにしたいのか?一人の人間として愛してほしいはず

⑤どこまでなら許せるか?自分で限界ラインを作り越えたらきっぱり別れよう

 

 

 

毒親

子供達の将来に悪い影響を及ばす親のこと

精神的に恥や罪悪感を与える親のこと

突き放しが強ければ「自分は見捨てられた」

孤独感、自己否定、無価値、罪悪感、絶望感

 

えられなかった愛情から

いつまでも親から旅立ちができない

 

 

毒親に育てられたことに気づき

行動を「自分から」変えていく


親から卒業しよう

 

親の人生ではなく、自分の人生を生きよう

 

親から解放されよう、もうおわったんだ

 

 

 

 

 

 第六章 安らぎと癒しを求めて 

●健康的な人間関係が目標

  • 相手と自分に適切な境界線がある
  • 与える、与えられることのバランスがとれている
  • 支配、勝者、利用するされるなどない、平等な関係
  • 我慢できないことはできないと伝える
  • 関係が自分が損なうものだとわかったら潔く去る

 

 

 

 

●心の悲鳴に気づきなさい

恋愛依存症であることを認めることが最重要

「苦しい、どうにかしたい、もっといい道があるのでは」心の声を認める

 

心を認めると自分の運命、行動に対する

支配権が手の中に戻ってくる。

自分次第でいくらでも変化が可能だということ。

今までは見たくないがために箱に閉じ込めてきた自分を

温かい目で見つめてあげるだけでいい。

 

 

 

 

 

●他からの助けが必要

依存症を克服するには一人の意思だけでは非常に難しい。

しかし病院に行ったり自助グループに参加など、「できる」ことはある。

簡単なことからはじめてみる。

 

出来ないことはできないと素直に認め、助けを求める。

 

ステップ1

書店やネットで関連テーマのものをさがす

外に出るだけでも軽減。

 

ステップ2

客観視できないため信頼できる友人に聞いてもらう

行動へ自信がつく。秘密をさらけ出しても大丈夫だという安心。

孤独や孤立からの解放。

 

ステップ3

専門家援助、自助グループに参加

身近な人だと本当をさらけ出せない。

専門知識ノウハウなど。適切な対応。

うつ、身体症状、他依存症などある場合はかならず相談。

 

 

 

 

 

●悪い行動パターンを自覚する

気づいていなければ「無意識」に支配されていたのだ

無意識を意識化することで、本当の原因を探り、心理状態や行動をコントロールする力をみにつける。

 

 

▲ロマンス依存症

ロマンスのかおりをかぎつけると急激にのめりこむ、あっという間に恋に落ちる

 落とし穴「一目ぼれ

 

「今まではたして、その相手が本当にあなたの王子だったことがあるだろうか?」

 

 

共依存症

悩んでいる人を見ると救済願望に憑りつかれる

落とし穴「お互いの出会い」

 「今まではたして、相手を本当の意味で救うことができ

心から感謝され、ますます愛が深まったことはあるだろうか?」

 対策「俺が何とかするよ」→「そうか、それは大変だったね」

 

 

 回避依存症

落とし穴「お互いの出会い」

愛が深まるほど圧迫から逃げ出したくなる

 「今まではたして、相手を完全に思い通りに動かせたか?

そのことにより心から満足や安らぎを得られただろうか?」

 

 

 セックス依存症

不特定多数と関係を持つ

落とし穴「高いストレスを感じた時」

 「セックスすることで心から満足や安らぎをえられたか?」

 

 

対策

いつもの行動パータンを紙に書き、目につくところに貼る。

視覚的なインパクによりさらに効果的に意識化しやすい。

 

 

 

 

 

●抑圧された欲求を知る

 容易には抜け出せないのは「引力」が働いているからである

 

孤独、不安、退屈、虚しさ、自分への不満、生まれ変わりたい

自己嫌悪、無力感、自己無価値感、捨てられることの恐れ、親密さの恐怖

ストレス、過去の傷、過去で得られるはずだった渇望

慣れ親しんだパターン、親への憎しみと愛情、必要とされたい

 

どうやってその願望を満たそうとしているかメカニズムに気づかないと

いつまでも同じことを繰り返すことになる

 

 

●自分を愛さなければ他者は愛せない

自分を愛せないと自分の幸福が許せなくなる

自分を愛していないものほど、他人を満足にさせることは不可能に近い

自己否定感や自己無価値感が恋愛依存症の根本にある

 

 

対策

①エネルギーを自分に焦点化する

相手にやってきた膨大な精神エネルギーを自分に向ける

 

時間、労力、金銭→自分のために使う

恋愛と離れた部分で自分の楽しみを増やす、やすらぎ、幸福の追求

 

「どうすれば彼に喜んでもらえるか」→「どうすれば私はもっと幸せになれるのか」

 

 

②論理療法

 

自己否定感の3つの信念

  1. 私は愛される値しない人間だ
  2. だけど~~した時だけ愛されている
  3. だからなんとしてでも~~しなければならない

↓↓↓↓言い換えていく

  1. 私は愛される価値がある人間だ
  2. 今のままでも十分だ
  3. ~ができなかったからといって、私自身がダメなのでなはい 

 

 

 

●トラウマの影響力を知る

 

恋愛は過去の影響力が圧倒的に多い。

 

「過去と向き合う」と「過去にとらわれる」とでは全く違う。

向き合うことは手がかりを得ることである。

行動の原因がわかればそれに影響されずにすむようになる。

 

 

過去の心のほころびを作り直す作業

 

①目を閉じて深呼吸をしリラックスする。

過去を思い浮かべ、苦しかった思い出をイメージする。

 

②その場面に「今のあなた」を登場。

 

③「過去のあなた」へゆっくり近づき、

親が傷ついた子供を抱きしめるように抱きしめる。

「つらさがよくわかる」「心配しなくても大丈夫」「あなたを守ってあげる」

 

④「今のあなた」過去に傷つけた人に言いたいことをはっきりいう

 

⑤「過去のあなた」を温かく包めた、いいことをいえた と感じたら目を開ける

 

 

●執着をやめる

 

何故執着がやめられないのか?心の奥に信念があるから

  • 自分の欲求は恋愛にしかない→「他にも満たすものはある」
  • この人が居なくなったら生きていけない→「この人といれば幸せだが、他にも幸せにしてくれる人はいるだろう」
  • こうしなければ愛してくれない→「喜んでくれれば嬉しい。だが自分が無理しない程度でいい」

 

恋愛依存症の基底

  • 「これしかない、あの人しかいない、私しかいない」と視野狭窄(きょうさく:すぼまって狭いこと)
  • 「~しなければならない」義務、脅迫感

 

手放すとはあきらめることではない、自分が引っ張ている手をゆるめること

 

パートナーは一人の大人である。

自由に行動するととともに

その責任も自ら全て引き受けなければならいない大人である。

 

愛する者のために役立ちたいと思うのは当然だが

全て肩代わりしてはいけない。

 

本人が責任を持って行動し苦しむ姿を見守るのも

本当の意味での一つの愛情である。

 

 

極論を急ぐ必要はない。

回復には長いプロセスがいる。

努力を続けてほしい。

 

 

人生に起きることはテストではなく、すべてレッスン。

私たちに必要な何かを学ばせるためのもの。

 

苦しいことからどんどん学び

今後の人生に活かしてほしい。