うつ病の種類と症状の違い
本「身近な人がうつかなと思ったら読む本」のメモの続きです。
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【うつ病の種類と症状の違い】
→落ち込んで抑うつ状態丈が長く続く
→最も多い
→落ち込んで何もやる気が起きない時期があると思いきや、元気な時は何でもできると思い込んでしまう時期はありこの2つ時期の繰り返す
→見極めるのが難しいとされる注意深く診断する必要あり
気分変調障害 (軽症うつ病)
→軽い鬱の状態が慢性的に続く
総合失調感情障害
→気分障害的な症状が混乱して現れる
【うつは特別な病気ではない】
日本約15人に1人がうつ病経験(海外ではもっと多い)
それゆえなかなか精神科に受診しようとしない
私は強い人間だから鬱になるはずがない
みんなに明るい性格と言われるから鬱ではない
と思い込んでいるのも原因
見守る家族も症状が悪化しないように細心に注意を払ってサポートする
うつ病は病気の一つであるという大前提を忘れず、根気強く見守る覚悟が必要
【うつ病特有の悪循環とその理由】
①うつ病は悪循環を見やすい病気
精神の安定のためには、神経伝達物質であるセロトニンの動きが欠かせない
うつ病の時セロトニンが少ないから、情報伝達が悪くなり様々なうつ病の症状が起こる
寝れないからといって寝酒 余計にセロトニンが枯渇して
鬱が重くなる悪循環
鬱になると食欲がなくなる
お粥のようにあっさりしたものが食べたくなることがある
その通りの成分となるタンパク質をとらないためにセロトニンが足りなくて
うつ病の悪循環のスパイラルから抜けなくなる
②外出するのが億劫になる
家に閉じこもる時間が長くなる
重度になるとカーテンを開けるのも辛く感じ、1日薄暗い部屋に引きこもってしまう
重度の場合はよくある現象の人として受け入れてあげる必要がある
軽うつ病の場合は、外出が気分転換になることが多いので、適度な運動や散歩を勧める
日光を浴びる機会が減ると、セロトニンの成分が阻害され鬱病が悪化しやすくなる
朝になったらカーテンを開け光を浴びるように習慣づけてあげてください
③人付き合いが苦手になる
引きこもりになると人間関係も悪影響を及ぼす
悲観的で妄想的な思考内容が多くなる
心配してくれてる友人にさえも「心配してるフリをしてるだけだろう、顔を見たくないくせに、また陥れようとしている」など思うことがある
時に相手を無視してあり、拒絶したり、攻撃したりすることもある
それでは人間関係がうまく回りませんから疎外感が深まり、ますます気分が落ち込んでしまう
④仕事がはかどらない
うつ病になると注意力や集中力が低下
小さなミスが重なるようになり、10分できたことが1時間以上かかり、考えてたことがまとまらなくなり、作業ができなくなる
本人としてもやる気が低迷し、私はこの会社に必要とされていない、いない方がマシと考えるようになる
うつ病はただでさえ「役に立たない、周りに周りに迷惑をかけている、自分はお荷物だ」といった考えに支配されている
そんな状況で早期退職希望退社の募集を目の前に飛びつく
うつ病で判断力は低下しているため、将来を見通すことができなくなっている
原則的にうつ病の人には大きな判断をさせない方がいい
病気が治るまでは、退職や引っ越し、離婚、借金など、重大な決断を避けるべきだということを心しておいてください
⑤悲観的な妄想が増大する
うつ病になると妄想が起こりやすくなる
よく見られるのが心気妄想、貧困妄想、罪業妄想
心気妄想
自分が重篤な病気であるという妄想
うつ病と診断されても別の重い病気かと思い込み不安に駆られる
貧困妄想
たいへん多くに見られる
「首になったら終わりだ、私のせいで家族が惨めな思いをしている、お金がなくなったら死ぬか」など強い不安に襲われる
お金の事ばかり口にして周りの人に、不快感にさせてることにも気づかない
また判断力が低下しているため多額の借金をしてしまうことがある
罪技妄想
自分が罪深い人間と思ってしまうこと
「生きてるだけで迷惑をかけている、取り返しのつかないことをしてしまった、自分のような人間は罰せられるべきだ」というネガティブな思いに支配される
何の根拠のない妄想であるにも関わらず苦しむことがよくある
周囲の人を驚かせたり悩みさせたりするような発言があるが
妄想だと察しことは事態を深刻に捉えない方こと
(感想)
この本にもう少し早く出会うべきでした。
反省しつつ、苦しみを理解できる、無理なことは強要しなくていい。
うつのことちゃんと勉強しよう。